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ギフテッドの光と影

「ギフテッド」は、特異な才能の一方で、繊細さや強いこだわりを併せ持つといわれています。

ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち


なぜ彼らは困難を抱えるのか。なぜ教育はその才能を伸ばさないのか。
朝日新聞デジタルで500万PVを超え大反響の連載が、2023年5月19日(金)についに書籍として発売されました!


「計算がものすごく早い」「複雑な絵を描く」「難しいものごとを一瞬で覚える」など、ギフテッドにはそうした側面をもつ人もいるのですが、それは「光」の面に限った話で、「話が合わない」「なじめない」「生きづらい」など、個性の強さ、知能の高さゆえにそうした悩みをもつ人も多いんです。


海外の研究では、ギフテッドはさまざまな領域で3~10%程度いるとされ、これは1教室35人のクラスに、1~3人はギフテッドがいる計算になります。


彼らがどのような苦しみを抱え、悩み、そして自らの個性を認め、乗り越えたのか。


本書で紹介するギフテッドの人たちに共通するのは「周りの人の助けによって、自分の個性に気づけた」ということで、だからこそ、まずはギフテッドの存在について知ってほしい――そんな思いで記者が取材、執筆。


子どもを育てている人や、「なじめなさ」「生きづらさ」を覚える人に手に取ってほしい一冊。

「ギフテッド」への支援策が本格スタート

特異な才能を持つ、いわゆる「ギフテッド」と呼ばれる子どもの支援に向け、文部科学省が予算8000万円を計上した支援策が本格的にスタートします。

特異な才能を持つ「ギフテッド」と呼ばれる子どもは、特定の分野で突出した才能を持つ反面、授業が簡単すぎて苦痛に感じるなどの理由から、不登校になるケースがあるのだそうで、文部科学省は、様々な才能を持つ子どもに合わせた授業や学校づくりを進めるため、教育委員会や大学に具体的な支援策の検討を委託する方針を2022年に固め、4月3日、文部科学省が委託する団体の採択結果を発表し、次の7団体が採択されました。

  • 長野県教育委員会
  • 八王子市教育委員会
  • 名古屋市教育委員会 
  • 国立大学法人東京学芸大学
  • 国立大学法人筑波大学 
  • 国立大学法人三重大学
  • 学校法人星槎SEISAアカデミー

この7つの団体は、文部科学省からそれぞれ数百万円の支援を受け、子どもの関心にあった授業づくりや才能と障害を併せ持つ子どもへの対応のあり方などについて研究をスタートし、その後、研究に基づいて、各団体は実際の中学校や高校で「ギフテッド」に対応した新たな授業などを実際に行うことになります。


文部科学省はその中から効果的な指導法を全国に周知する考えのようで、文部科学省の有識者会議が、保護者や教員などに行ったアンケートによれば「ギフテッド」の具体例として、以下のようなことがあげられたようです。


  • 現在小2、小学校範囲の数学は終了し中学数学も終了する勢い
  • 4歳で進化論を理解し、8歳で量子力学や相対性理論を理解していた
  • 小学校低学年の頃、記憶力に優れており、アニメの映画を一本全部セリフや効果音を覚えていて再生できた。
  • 歴史の本を一冊丸々暗記し、ページ数を言うとそこに記載してある合戦名や大将の名前、兵の数、どんな戦いだったか説明できた

と、その一方で、子ども本人から「周囲に合わせろと叱られ、授業中は常に暇を持て余していた」「入学前に全て学んでしまっていたので新しい刺激が全くなく、学習の意欲が明らかに低下していった」などの悩みもあったようで、文部科学省の担当者は「子どもは1人1人違うので、この実証事業を契機に、特異な才能を持つ子どもだけでなく、それぞれの子どもに合った学びができるような環境作りをしてきたい」と話しています。

老化をとめる脳習慣

もの忘れが増えた、今までできていたことに時間がかかる、最近よく眠れない、おなかの調子が悪い、気分が沈みがちだ、階段を軽やかに降りられなくなった・・・


など、思い当たることはありませんか?そんな衰えを感じ始めたあなたの脳を老化から守ります!

老化をとめる脳習慣


神経内科専門医師が教える「老化をとめる脳習慣」が2023年3月24日に発売されました。
脳は全身の司令塔であるため、脳が老化すればスムーズに動けなくなったり、気持ちが落ち込んだり、病気がちになったりします。
いまはまだちょっとした不調だったとしても、脳のなかでは認知症の原因となるアミロイドβが次第にたまっていくのだそうで、このアミロイドβは、およそ20年かけて脳に蓄積されると考えられています。
つまり、65歳以上になると認知症の発症が増えることを考えれば、どうやら脳の老化は40代から始まっているのだそうで、こうして脳の老化が進み、認知症を発症すると急激に体力が衰えて寝たきりになり、5年から12年ほどで寿命を迎えてしまうのだそうですよ。


脳が老化する要因は、ストレス、生活習慣や食習慣の乱れ、運動不足などさまざまで、不摂生が続くことで徐々に脳の老化が進んでしまうので、そうならないためには、今から脳を健康に保ち、老化させない生活をするしかありません。


本書は、気になっているその症状は単なる疲れなのか、老化によるものなのか、病気につながるものなのかを脳神経内科の専門医が解説しており、脳の老化をとめるさまざまな方法や、脳のアンチエイジングに欠かせない栄養素や脳活レシピ、日常生活を脳を活性化させる動きに変えるかんたんな運動など紹介されています。


脳習慣の改善は、「今、始める」のが一番の近道です。できることから取り組みましょう。