「ギフテッド」は、特異な才能の一方で、繊細さや強いこだわりを併せ持つといわれています。
なぜ彼らは困難を抱えるのか。なぜ教育はその才能を伸ばさないのか。
朝日新聞デジタルで500万PVを超え大反響の連載が、2023年5月19日(金)についに書籍として発売されました!
「計算がものすごく早い」「複雑な絵を描く」「難しいものごとを一瞬で覚える」など、ギフテッドにはそうした側面をもつ人もいるのですが、それは「光」の面に限った話で、「話が合わない」「なじめない」「生きづらい」など、個性の強さ、知能の高さゆえにそうした悩みをもつ人も多いんです。
海外の研究では、ギフテッドはさまざまな領域で3~10%程度いるとされ、これは1教室35人のクラスに、1~3人はギフテッドがいる計算になります。
彼らがどのような苦しみを抱え、悩み、そして自らの個性を認め、乗り越えたのか。
本書で紹介するギフテッドの人たちに共通するのは「周りの人の助けによって、自分の個性に気づけた」ということで、だからこそ、まずはギフテッドの存在について知ってほしい――そんな思いで記者が取材、執筆。
子どもを育てている人や、「なじめなさ」「生きづらさ」を覚える人に手に取ってほしい一冊。